エキスパンションバルブ、リキッドタンク同時交換のお願い


車のエアコンコンプレッサー交換の際は、
必ずエキスパンションバルブ、リキッドタンク(レシーバー、ドライヤー)を整備業者様等で手配いただき同時交換ください。

当サイトでもコンプレッサーをお買い上げの際、これらが交換されていない場合は、保証の対象外となる場合がございます。

他の部位に起因する故障の場合の保証規定は、
どの業者でも基本的に同じ扱いとなっているかと思われます。

折角、コンプレッサーが新しくなっても、故障した原因を取り除かなければ、
またコンプレッサーが壊れてしまって意味がありません。

そんな、悲しくて無駄に費用が二重三重掛かってしまう事態を一つでも避けるために・・・
このページではエアコンコンプレッサー交換の際の部品2点の同時交換について説明しています。


エアコンコンプレッサーを交換して、いざエアコンの修理。

ちょっとまってください・・・!

修理の際、気を付けなくては行けないことがございます。



ご覧ください。上の画像はリビルトのコンプレッサーを
発注頂いて出荷後、3ヶ月ほどで「異音がする」と、
返って来たコンプレッサーです。

分解してみると、中身はこんなにも真っ黒になっていました・・・。


新しいものを取り付けてから
3か月でこんなになってしまうなんてことは、
通常ではまず考えられないことです・・・


整備工場様にお伺いした内容をみると、
交換前の症状としてはクラッチが焼きついていて、

今回新しくリビルトコンプレッサーに交換した際は
コンプレッサー“のみ”を交換したとのこと。


どうして、こうなってしまったのでしょうか?


クラッチが焼きつき(ロック)を起こす原因の多くは、
「エアコンサイクル内の詰まり」が挙げられます。

一般家庭にある冷蔵庫もエアコンも
ガスとオイルがシステム内をグルグルと循環し
コンプレッサーによってガスが圧縮されるのを繰り返すことで機能しています。

エアコンはオルタネーターやセルモーターとは異なり、
循環サイクル内の各部品の集合で成り立っているシステムであり、

システムの一部である「コンプレッサー」の交換だけでは
根本解決とならないことが・・・


車を所有する人ならエンジンの「オイルの交換」は、
必要なメンテナンスとして、一般的に知られていますね。

コンプレッサーはエンジンと同じようにピストンが動いていますが、

エアコンのコンプレッサーでは、「オイル交換」のようなことはしませんよね。


長く使っているとエンジンオイルが真っ黒に汚れてくるように
エアコンシステム内部ではスラッジなどの不純物が発生してきます。


ここで特に問題になってくるのが、エアコンシステム内の部品

・エキスパンションバルブ
・リキッドタンク(レシーバー、ドライヤー・・・とも)

です。


エキスパンションバルブは霧吹き器のノズルのようなもので、
ガス(液化した冷媒ガス)が通る道は、「髪の毛の細さ」程しかありません。

(髪の毛は、太くて0.1ミリぐらい・・・)


また、配管内の不純物のフィルターの役割をしている
「リキッドタンク」も特に詰まりやすい場所です。


これらでの詰まりが発生すれば、圧縮ガスが行き場を失ってしまいます。


循環しなくてはいけないエアコンのシステムが、
詰まって正常に循環出来ない状態にも関わらず、コンプレッサーは
構わず圧縮作業を行い続けるため、パンクしてしまいます。

または、コンプレッサーがパンパンで動けない状態でも
クラッチだけがベルトで強制的に回されてクラッチの破損や
ベルトが摩擦して煙が出る、ガラガラと異音がするということにつながります。



詰まった結果、先ほどの事例のようにクラッチが焼き付いたり、
コンプレッサーのつなぎ目部分からオイルやガスが漏れてしまったり、
異常な高圧・高温になってオイルがまっ黒になってしまったり・・・


このような事が起きてしまうのは、交換するコンプレッサーが
新品でも、リビルトでも、中古のコンプレッサーでも同じです。


エアコン修理の際は
「コンプレッサーだけ交換してもすぐに壊れてしまう理由」はここにあります。

ネットショップでのコンプレッサー注文や、業者様でのコンプレッサー交換、
色々なコンプレッサーの発注及び修理の流れはあるかと思いますが、

「エアコンコンプレッサー交換」を行う際は
リキッドタンクとエキスパンションバルブの
同時交換は必ずすることをお勧めしております。


【リビルト品保証規定】

1年または1万キロのどちらか早い方の期間内に、
故障、不具合が発生した場合は代品の保証がつきます。

※ただし、保証期間内である場合でも、以下のようなケースは保証対象にはなりません。

・他の部位が起因して不具合が生じた場合
 ※特にエキスパンションバルブ、リキッドタンクの同時交換がない場合
  保証は適用されません。

・改造車両に使用されたことが原因の場合
・お客様の取り付けが原因の不具合
・コアが返却されていない場合
・欠陥品の現品がない場合
・事故によって破損、不具合が生じた場合
・適合確認した車以外への部品取り付け
・製品を分解、改造された場合